妙高市で手土産を用意するなら!老舗菓子店「東京堂」

仕事の取引先や、お友達の家を訪問する際に、何かちょっとした“手土産”を用意したいな、ということはありませんか?

私は仕事で、妙高市内外のさまざまな企業を訪れる機会があるのですが、そんな時に頼りにしているお店があります。

今回は、妙高市の前身 旧新井市の街中で、60年以上の歴史を持つ老舗和洋菓子店「東京堂」を紹介します。

新潟なのに「東京堂」の由来は?

「東京堂」は旧新井市の中心を通る国道292線沿いにあります。
道路沿いに大きな看板が立っているので見落とすことなく来店できますね。

新潟なのになぜ「東京堂」なの?と思う方もいますよね。
私もずっと気になっていたので聞いてみました。

お店を立ち上げた先代店主は、戦前に東京で別の商売をしていました。
第二次世界大戦中に、故郷の新井に疎開してきたことを機に、お菓子屋を始めたそうです。
以来、もともとの商売のルーツである東京への愛着から、「東京堂」という屋号を守り続けています。

豊富なお菓子の中には妙高にちなんだ名前も

店内には焼き菓子・お煎餅・ケーキ・ゼリー・お饅頭などなど、数えきれない種類のお菓子やスイーツが並んでいます。
工場直結のお店なので、できたてのお菓子がすぐに補充されます。

特に種類が多い焼き菓子。常時30種類以上が販売されています。

中には「みょうこうのゆきどけ」や「ぼたゆき」など、雪国妙高にちなんだ名前のお菓子も。
こういったお菓子は、味はもちろんのこと、名前そのものが妙高の地域性をお話しするきっかけにもなるので、特に県外での仕事の際に手土産として使わせてもらってます。

名物は“ザクザクしっとり”かりんとう饅頭!

数多くのお菓子の中でも、「東京堂」の人気商品といえば“かりんとう饅頭”です。
2009年の発売以来、東京堂の“顔“として店頭に並んでいて、来店するほとんどの方が買っていきます。

黒糖を使ったかりんとう風味のおまんじゅうを、コメ油で揚げたザクザクとした食感のお菓子です。

ザクザク食感の生地の中身はしっとりとした上品な餡子。
使用する米油にこだわっただけでなく、揚げる時間や温度も独自の工夫が施されているそうで、こだわりが詰まった看板商品です。
どこに持って行っても喜ばれる、私のリピート率ナンバー1のお菓子です。

新素材「米Gel」を使ったスイーツにも注目!

近年、「東京堂」で売り出されているのが新素材「米Gel(ゲル)」を使ったスイーツです。

米Gelは、炊いたお米を撹拌して作るペースト状の素材で、小麦粉の代用として使用されています。
年々減少傾向にあるお米の消費拡大を目指すとともに、小麦粉アレルギーの方でも安心して食べられる素材として注目されています。

東京堂は、この新素材をいち早く取り入れ、「お米で出来た」シリーズとしてティラミス・ムース・シュークリームなどのスイーツを作っています。

米Gelを使ったスイーツは、小麦粉アレルギーに対応できるうえに、従来品よりもカロリーが約半分に抑えられるというメリットもあります。
「お米で出来たティラミス」は滑らかな口当たりで、お米の自然な甘さが活かされた本格的なスイーツです。
これがカロリー半分だなんてうれしいですね。
かりんとう饅頭に続く東京堂の名物になりそうです。

東京堂は今回ご紹介した工場併設の「国道店」のほか、新井駅の前に朝日町本店があります。
また、昨年は上越市内のショッピングモールにも出店し、よりお求めやすくなりました。

ぜひ手土産やご自宅用のお菓子に、老舗の味を試してみてください。

東京堂 国道店
住所:新潟県妙高市諏訪町2-3-12
アクセス:えちごトキめき鉄「新井駅」より徒歩で10分
     上信越自動車道「道の駅あらいスマートIC」より車で10分
電話:0255-72-2374
営業時間:8:30-18:00
定休日:元日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。