創業明治30年の老舗がつくる越後高田の名産品!上越市「横山蒲鉾店」

上越には名物といわれる食べ物がたくさんあります。
今回紹介する横山蒲鉾店は、上越名物を作るお店の一つ。
こだわりの素材と地酒でつくられる蒲鉾(かまぼこ)は、上越の食卓に並ぶだけでなく、贈答品として全国の方に喜ばれる逸品です。

今回は“横かま”の相性で親しまれている老舗、横山蒲鉾店を紹介します。

100年以上の歴史を誇る蒲鉾店

横山蒲鉾店があるのは高田の飲み屋街としてしられる仲町。
城下町の高田において、藩政時代は魚町として魚問屋や魚小売商が軒を連ねていた地域です。
明治時代に料理店が増え、そこで使われる細工蒲鉾作りを商売にしたのが横山蒲鉾店の成り立ちです。
創業から100年以上、伝統を受け継ぎ、手作りにこだわった蒲鉾を直売しています。

横かまといえば、すりみ揚げとオリジナル蒲鉾!

お店に入ると、暖簾がかかった屋台風の売台に目が止まります。
売台の上にならんでいるのは人気商品の「すりみ揚げ」です。

すりみ揚げは、旨味が濃いことで知られる魚「鱧」と「鯛」のすり身に地酒で味をつけ、いろいろな具材を混ぜ込んで揚げた横かまのオリジナル商品です。
手作りによる不揃いの形が機械工程ではできない独特の食感を生み出し、味を引き立てています。

この日は晩酌用に枝豆入りと、ホタテが入ったすりみ揚げをチョイス。
家に帰ってから、電子レンジで温めて大根おろしをのせていただきました。
プリプリの食感に加え、それぞれの具材がバランスよく味わえて、ビールのおつまみに最高です。
トースターで焼いたり、おでんや煮物の具材にするのも定番の食べ方です。

すりみ揚げの他にもたくさんの蒲鉾が並んでいます。
きくらげ入りの蒲鉾は明治30年の創業以来続く看板商品。上越のお正月には欠かせない一品です。

その他にも多種多様な蒲鉾は、すべて横かまのオリジナル商品。
独自の研究とアイデアに基づき、それぞれの食材が蒲鉾の風味を消すことなく、見事に調味されています。
どれもおいしい蒲鉾ですが、私のおすすめは「焼さば巻」です。
おつまみにはもちろん、ご飯のおかずにもぴったりです。

独創性は蒲鉾だけにとどまらず、店内で販売されている商品はどれも独特な魅力を感じます。

「日本一おいしい昆布」を使用したにしん昆布巻きや、骨まで食べられてる棒だらのうま煮など、どれもお酒に合いそうな逸品がそろっています。
すりみ揚げや蒲鉾と一緒にこういった商品を買っていくお客さんも多いそうです。

上越だけじゃない!全国にファンを持つ横かま!

お店の一角には、さまざまなメディアに取り上げられた紹介記事と一緒に、全国のお客さんから送られてきた手紙の数々が貼られています。
横かまの蒲鉾を贈答品としてもらった全国の方々が、その味にほれ込んで今度は自分で注文をすることも多いのだとか。

また、横かまはコロナ禍前まで、全国の百貨店などで開催される新潟物産展などに積極的に参加されていました。長年、実演販売で上越の味を伝えることで、多くの方がお店のファンになり、手紙を送ってくださっているようです。

多くの方々に愛される横かまの蒲鉾をぜひみなさんもお試しください。

横山蒲鉾店 / 横かま
住所:新潟県上越市仲町3-7-8
アクセス:えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン「高田駅」から徒歩で8分
電話:0120-140-290 / 025-523-2059
営業時間:9:00-17:00 

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。