「日本の滝百選」のひとつ!妙高市『苗名滝』で夏を満喫!

山に囲まれた妙高市の中でも、標高が高い旧妙高高原町の地域は避暑地としても有名で、さわやかに夏を過ごせるスポットがいくつもあります。

長野県との県境にある名瀑『苗名滝』は、景観だけでなく、食事や遊びも楽しめる人気の観光地です。

7月に入り暑い日が続いていたので、休日に「涼しい場所に行きたい!」と思い、家族を連れて出かけました。今回は苗名滝と、その周辺施設を紹介します。

山中の道路が新しくなってアクセス良好に

苗名滝は、長野県と新潟県を分ける関川の源流にあります。

県境の新潟県側にある道路は2018年に新しく開通した道で、滝の手前まで続いています。駐車場も十分に確保されたため、週末になると多くの観光客が訪れます。

遊歩道と吊り橋を抜けると現れる壮大な滝

駐車場から滝まではおよそ500メートル。大人の足で15分ほど歩きます。

遊歩道として整備されていますが、険しい部分もあるので、歩きやすい靴を履いて行きましょう。

二つ目の吊り橋の手前あたりから、滝つぼの大きな音が聞こえてきます。
吊り橋の先は山道もなくなり、岩場を歩きます。

苗名滝が見えました!

日本の滝百選に選ばれたこの滝は55mもの落差があり、激しい水音と地響きを感じます。

足元に注意しながら少しずつ近づき、水しぶきが散る岩場で自然の迫力を楽しみました。
青々と茂った緑の中で涼を感じるのは気持ちがいいですね。

夏の風物詩!冷たい流しそうめん!

滝の景観を楽しんだあとは、遊歩道の入り口まで戻り『食事処 苗名滝苑』で昼食をとりました。
こちらでは暑い夏にぴったりの流しそうめんを楽しめます。

広い店内には、座敷席と円形テーブル席があり、川に面したテラス席には竹とよでそうめんを流せる特殊な席が設置されています。入店の際に好きなタイプの席を選べます。

円形テーブルでも回転式の流しそうめんができますが、滝の流れを思わせる竹とよタイプの席が一番人気だそうです。

家ではなかなかできない流しそうめん。子どもたちがすごく楽しんでくれてよかったです。

休日は一日中混雑が予想されるので、席によっては長時間待つ可能性があります。

釣った魚をその場で調理して食べられる!

食事を終えて、苗名滝苑の目の前の釣り堀へ向かいました。

川の流れを引き込んだ広い釣り堀にはニジマスが放流されています。
この釣り堀では、1本3000円で釣り竿を借りて5匹まで釣ることができます。

大量に放たれたニジマスは食欲旺盛で、練り餌をつけて糸垂らすとすぐに食いつきます。
暴れまわるニジマスとの格闘に子どもたちは大騒ぎ!とても喜んでいました。

釣ったニジマスは、その場でさばいて囲炉裏で塩焼きにしました。

火にかけるまでの処理を有料でお願いできますが、調理台と道具を借りて自分たちでチャレンジしました。
自分で釣った魚を野外で調理して食べるなんて、子どもたちは初めての体験です。
少し前にそうめんをたくさん食べたばかりですが、この塩焼きは格別のおいしさだったと思います。

このように人気の観光地と知られる『苗名滝』は、その景観を楽しむだけではなく、食べて、遊べるレジャースポットです。
暑いときこそ楽しさが増す苗名滝に、ぜひ足を運んでみてください。

苗名滝
住所:新潟県妙高市杉野沢
アクセス:えちごトキめき鉄「妙高高原駅」より車で15分(駐車場まで)
     上信越自動車道「妙高高原IC」より車で15分(駐車場まで)
電話:0255-86-3911(妙高高原観光案内所)
開放時間:終日開放
閉鎖期間:冬季(12月上旬~4月中旬頃)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。