国登録有形文化財の歴史を感じられるお店!上越市「百年料亭 宇喜世」

知り合いの方から、久々にランチのお誘いをいただきました。

予約してくださったお店は、なんと、国登録有形文化財として登録されているお店!

今回は、歴史を感じながらゆっくりと食事を楽しめる料亭として、上越市でとても有名なお店「百年料亭 宇喜世」を紹介します。

内観だけではなく外観も歴史的風情を感じる

高田駅から約5分歩くと「百年料亭 宇喜世」があります。
お店周辺の道は一方通行になっている道が多いので、車で来る場合は注意してください。

こちらは「百年料亭 宇喜世」の外観です。
とても風情がある外観ですね。
それでは、お店の中に入ってみましょう。

妙高山が見える部屋で料亭のランチが味わえる

今回は、「百年料亭 宇喜世」で1番見晴らしの良い『妙高の間』に案内してくれました。
天気が良ければ、部屋から妙高山をみることができます。
お伺いした日は曇りだったため、残念ながら妙高山を見ることはできませんでした。

『妙高の間』は、昭和初期に皇族である高松宮宣仁新王(たかまつのみやのぶひとしんのう)がご来館され、楽しい時間を過ごしたという由緒ある部屋です。
クラウドファンディングでたくさんの方から支援をいただき、2020年11月に改修工事を行い、現在でもキレイな状態を維持しています。

今回は、春ランチメニューの中から『春の縁起物御膳』を注文!
ランチ内容は、

  • うどん
  • 旬の素材を使った天ぷら
  • ちらし寿司
  • 茶碗蒸し
  • デザート
  • 食後のドリンク

実は、うどんは、縁起の良い食べ物とされています。
太くて長い麺は「太く長く生きる」という意味をもつことから、健康と長寿を表しているそうです。

ご飯が食べ終わったら、部屋においてある黒電話を使い、デザートと食後のドリンクをお願いしました。
黒電話の使い方が分からない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
黒電話を使う機会はなかなかないので、とても貴重な経験をすることができますね。

こちらがデザートのようかんと、ホットコーヒーです。
ようかんとしては珍しいココナッツとクランベリーが入っているので、洋風な感じがしました。
ようかんの甘酸っぱさと、コーヒーの苦さがちょうど良かったです。

料亭では最大級の大広間!

料理を楽しんだ後は、「百年料亭 宇喜世」の部屋をいくつか案内していただきました。

こちらは2階にある大広間です。
畳153枚分の広さがあり、部屋の西側には舞台も設備されています。
料亭でこの規模の大広間を持つのは「百年料亭 宇喜世」以外でなかなかみられませんよ!

天井には、春夏秋冬それぞれの花が描かれています。

細かい細工がたくさん施されている!
こちらは、『風車の間』です。

『風車の間』には、あちこちに風車の部材が使われています。

こちらは天井の写真。

ここにも風車の部材が使用されています。

部屋の奥の神棚にも、風車の部材が使用されています。
実は、左側に映っている飾りは、木の本数が上から『7・5・3』と縁起の良い本数になっており、職人の遊び心があらわれています。

『風車の間』には、職人による組子細工が施されています。
こちらは、ハスの花をイメージして作られています。
見惚れてしまうほど風情があってキレイですね。

隠れダルマを探せ!

「百年料亭 宇喜世」には、館内のあちらこちらに隠れダルマがいます。
こちらは館内のとある階段にいたダルマです。

ここにも職人さんの遊び心が表れていますね。

こちらも、とある部屋の中にいたダルマです。

隠れダルマを見つけた時は、運気が上がったような気がしました。

このように、館内のあちこちに隠れダルマがいるので、探してみるのも楽しみの1つです。

職人さんの技術が詰まった部屋で和の御膳を味わえる

「百年料亭 宇喜世」では、今回紹介した部屋以外にも、さまざまな部屋があります。
部屋によってさまざまな特徴や、職人の技術が詰まっているため、何回訪れても違った風情を味わうことができます。
普段では味わえないような風情を感じながら御膳を味わいたい方は、ぜひ「百年料亭 宇喜世」に足を運んでみてください。

百年料亭 宇喜世
住所:新潟県上越市仲町3丁目5−4
営業時間:11:30‐14:00(昼営業)
     17:30‐22:00(夜営業)
定休日:不定休
アクセス:JR妙高はねうまライン「高田駅」より徒歩で約5分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。