仕事中や普段の生活の中で、ちょっと休憩したいな、と感じたときに立ち寄るスポットがあります。
上越市の「直江津港 佐渡汽船ターミナル」は、いくつかある私のお気に入りの休憩スポットの一つです。
仕事で直江津の沿岸を走る最中、ちょうどお昼に差し掛かったので、この「佐渡汽船ターミナル」に立ち寄りました。
佐渡島へのフェリーに乗るとき以外でも楽しめる、上越市の海の玄関を紹介します。
「佐渡汽船のりば」は港町 直江津のシンボル
「佐渡汽船ターミナル」があるのは、関川の河口の東側。
「佐渡汽船のりば」の文字が目立つ建物は、どことなく客船を思わせる形をしています。
目の前の駐車場に車を止め、エレベーターに向かいます。
コロナ禍でしばらく休止していた展望室が、この春一般開放されるようになりました。
港や直江津の町が見渡せる展望室
こちらが5階の展望室です。大きな窓から直江津港全体を見渡せます。
広いスペースにいくつか椅子が設置されていて、時間内であれば誰でも自由に出入りできます。
ふ頭で実際に使われていた赤・白の灯台が港らしい雰囲気を出してますね。
正面の窓から日本海を眺めます。
青一色の中に突き出したふ頭が、自然との境界線になってる感じがします。
私は子どものころから海が好きなので、椅子に座ってのんびりこの景色を見ていると、気分がリフレッシュしていきます。
たまにタイミングよくフェリーが寄港することもあり、とても風情がある景色を見られますよ。
直江津港全体の模型がありました。
こうしてみると本当に大きな港だということがわかります。
この展望室がある「佐渡汽船ターミナル」は、一番手前側の西ふ頭にあります。
直江津港の中で一番古いふ頭で、フェリー乗り場のほかに、アルミ原料の輸入船が多く出入りします。
中央ふ頭はスクラップや石炭など、東ふ頭は石油製品やコンテナ貨物の輸出入、と機能が分かれています。
そして、一番東側にあるのが荒浜ふ頭です。
火力発電所やLNGの基地が建てられた新しいふ頭で、こちらの景観もおすすめなので、いずれ紹介したいと思います。
展望室の南側の窓からの眺望です。
遮るものもなく、きれいに直江津の町が眺められます。
雲が晴れていれば、遠くに妙高・志賀高原の山麓が見えたでしょう。
フェリー乗り場で佐渡島への旅行をイメージしよう
エレベーターを降りて、今度は佐渡汽船乗り場に行ってみます。
直江津港から佐渡島の小木港までは、高速移動船ジェットフォイルで1時間15分で行けます。
夏休み期間の今は、朝と午後の一日2便が稼働しています。
ジェットフォイルは事前予約の必要もなく、ここで乗船券を買えばすぐに船旅を楽しむことができます。
往復の時間を考えると、ふらっと週末旅行に行ってもいい距離ですよね。
私が佐渡に行ったのは15年くらい前が最後です。
せっかく近くにあるのだから、もっと気軽に行っても良いのかな、と感じました。
近年、佐渡島は世界文化遺産の登録を目指しています。
金山をはじめとする独自の文化と、美しい島の自然環境が世界的な評価をされたら、きっと人気の観光地になるでしょうね。
世界遺産に登録されて混雑する前に、家族で佐渡旅行に出かけようかと思います。
長く愛されている港の立ち食い食堂
私が「佐渡汽船ターミナル」に立ち寄る理由の一つが、こちらのお店です。
建物の一角にあり、乗船する人以外も利用できる立ち食い蕎麦屋さんで、味が良く、長く通っている人も多いお店です。
建物内では立ち食いスタイルですが、店先にある屋外席で食べるのもOKです。
お店専用のスペースではないので、他に利用者がいない時に限られます。
こちらでいただくのは、岩のりがたっぷり入った岩のりラーメンです。
港に来ているからでしょうか、海を感じるメニューが食べたくなりますね。
少し濃い目の醤油スープに中太麵で、岩のりの風味と食感が良くあいます。
「佐渡汽船ターミナル」に来ると、きれいな景色とおいしいラーメンの効果で、気分がリフレッシュします。
暑い夏の午後も、しっかりがんばれますよ。
ぜひみなさんも訪れてみてください。
直江津港 佐渡汽船ターミナル
住所:新潟県上越市港町1丁目9番1号
アクセス:えちごトキめき鉄「直江津駅」より車で15分
北陸自動車道「上越IC」より車で10分
電話:025-543-3791
営業時間:8:00~17:00