明治時代の洋風建築を堪能することができる!上越市「旧師団長官舎」

上越市は、上杉謙信や親鸞などの歴史上の人物が関係している場所のため、神社や城などの日本建築が多く存在しています。

実は、日本建築だけではなく、明治時代の洋風建築も残っていることをご存じでしょうか。

今回は、明治時代の洋風建築を堪能することができる「旧師団長官舎」をご紹介します。

「旧師団長官舎」は予想外の場所にあった!

車を上越市高田方向に向かって大通りをしばらく走り、その後、少し細い道に入ったところに「旧師団長官舎」の専用駐車場があったので、車を停めました。
もっと開けた場所にあるのかと思ったら、なんと、住宅街!
本当に住宅街の中に「旧師団長官舎」があるのか不安ながら歩き進めると……

住宅街の中に立派な「旧師団長官舎」がありました。
「旧師団長官舎」は入場料が無料なので、開館時間内であれば気軽に見学することができます。

旧師団長官舎は、明治43年に旧日本陸軍高田13師団長である長岡外史中将によって建てられました。
平成3年までは、自衛隊高田駐屯地の宿舎として使用されていましたが、明治時代の貴重な洋風建築のため、修繕し、保存することに。
そして、平成6年に、「旧師団長官舎」は市の文化財に登録されました。

一階はオシャレな洋風のお部屋

さっそく、実際に旧師団長官舎に入ってみました。

まるで、ドラマや映画に出てくるようなお部屋!なんだか部屋にいるだけでテンションがあがっちゃいますよね。
こんなお部屋で優雅に食事やお茶をしてみたいですよね。
お部屋の顔となるカーテンも、とてもオシャレ!
ドレスのようなかわいい洋服を着て写真を撮るのもいいですよね。

窓から入ってくるお日様の光が、さらに部屋の雰囲気を良くしてくれます。
ステキなシャンデリアも、旧師団長官舎の見どころの1つです。

二階へ上がる階段には、赤いカーペットが敷いてありました。

こんなにキレイな赤いカーペットを歩くと、少しだけ女優気分を味わうことも。

次は、二階のお部屋を見てみましょう。

和モダンなお部屋には生活感のある一面も!

一階と違い、二階は、主に和室がメインになっています。

和室は、畳の匂いや暖かみがあるので、すごく落ち着きます。

部屋を見て回っていると、粋な計らいが!

日の光が差し込むことによって、障子に月と星が浮かび上がっています。
これはうっとりと見惚れちゃいますよね。

二階の部屋も、日差しが気持ちよく入るので、椅子に座るとポカポカして気持ちよかったです。

他のお部屋を見て回っていると、張り紙やポスターのような物がたくさん貼られている場所を発見!

オシャレな部屋ばかりだったので別世界だった感じがしましたが、こんな一面があると生活感を感じられるので、別の楽しみ方があっていいですよね。

実は食事やお茶も楽しめる

「旧師団長官舎」の中には、レストランやカフェもあるので、オシャレなお部屋で料理やコーヒーを味わうことができます。
記念日に普段味わえない空間でご飯を楽しんだり、仲のいい友達同士でコーヒータイムを楽しむこともいいですよね。

ただし、レストランを利用する場合は、事前予約が必要になるので注意して下さい。
明治時代の洋風建築を堪能したい方は、ぜひ、「旧師団長官舎」に足を運んでみてください。

旧師団長官舎
住所:新潟県上越市大町2-3-30
営業時間:10:00ー17:00
定休日:月曜日、休日の翌日、年末年始
アクセス:JR上越「妙高駅」から車で10分
    えちごトキめき鉄道「高田駅」から車で5分
    「直江津駅」から車で20分 
    北陸自動車道「上越IC」から車で約20分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。