突然ですが、無性に「ラーメンが食べたい!」と思うことってありませんか?
私はだいたい週に1回くらいのペースであります。
上越市にはとても多くのラーメン店があり、どこのお店に行こうか迷うことが多いのですが、今回は、地元民から愛される“地産地消”ラーメンが人気の『まるとく』に行ってきました。
国道からすぐ。住宅街にある家族で行きやすいお店
『まるとく』は同じ上越市の頸城区にある『さっぽろ』というお店の姉妹店です。
国道8号線から少し入った下門前地区の住宅街にあり、11台分の駐車スペースが用意されています。
まるとくがこの場所にオープンしたのは2013年。現在は先代からお店を引き継いだ若い店長がお店を切り盛りしています。
木のテイストでまとめられた明るい店内には、カウンター席とテーブル席、それと小上がりの席があります。
仕事中の方やカップルでの来店も多いですが、小さな子どもを連れた家族もよく見かけます。
小上がり席があるのは子どもがいる家庭にとって安心できるポイントですよね。
子ども用の椅子が3種類も用意されていて、年齢に合わせて選べます。昨年店長がパパになったので、家族での来店を考えて種類を増やしたそうです。
親子三代で継承される自家製麺と鶏骨スープが特徴
『まるとく』の自家製手打ち麺と鶏骨のスープは姉妹店の『さっぽろ』から親子三代で継承されています。
お店で手打ちされる『多加水麺』は中太のストレート麺で、かん水が少なくモチモチとした食感が特徴。
鶏骨をていねいに煮込んだスープは、すっきりとした澄んだ味わいの『清湯(ちんたん)』と、白濁して旨味が濃厚な『白湯』の2種類から選ぶことができます。
地元の発酵食品を使った「地産地消」メニューがおすすめ
2種類のスープをベースにした定番のラーメンももちろんおいしいのですが、私はいつも『まるとく』ならではの“地産地消”メニューを好んで食べます。
上越・妙高地域では昔から発酵食品の製造が盛んで、特徴ある発酵食品が多く作られています。
まるとくでは、それらの食品を組み合わせた人気のオリジナルラーメンを提供しています。
こちらは『まるとくらーめん 辛みそ大吟醸』 です。
上越特有の『浮き糀味噌』のスープに、妙高酒造の大吟醸の酒粕と妙高市の香辛料『生かんずり』を合わせたペーストが乗せられています。このペーストを溶かして味変をしながらいただきます。
浮き糀味噌・酒粕・生かんずりの豊かな香りとコクのある辛みが本当にクセになる味わいで、私はほぼ毎回このメニューを食べています。
こちらはもう一つの“地産地消”メニュー『まるとくらーめん 熟成旨辛しょうゆ』です。
地元の醸造所でつくられるしょうゆベースのスープに、『辛味子』という唐辛子と大吟醸酒粕をブレンドしたペーストが入っています。
すっきりとしたキレのあるスープにキリっとした唐辛子の旨味を加えた一杯です。
『まるとく』ではこれらのメニューのほかにも、期間限定で上越の食材を使ったラーメンが登場することがあります。
長く受け継がれてきた独自の麺とスープに、“地産地消”の考えが活かされたメニューはどれもが本当に魅力的です。
上越ならではのラーメンを味わいたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
まるとく
住所:新潟県上越市下門前2287
アクセス:北陸自動車道「上越IC」から車で3分
直江津駅南口から徒歩約22分
電話:025-512-6456
営業時間:11:00-14:00 、17:00-20:30
定休日:火曜日