冬本番。一年で最も妙高らしさを感じる季節がやってきました。
降り積もる雪は、多すぎると生活に困る面もあるのですが、同時にこの時期ならではの楽しみももたらしてくれます。
妙高市には多くのスキー場があり、県内外からたくさんの方がウィンタースポーツを楽しみに訪れます。特に、赤倉温泉エリアには歴史あるスキー場が多く、毎年必ず訪れるスキーヤーも多いのだとか。
今回は、観光地赤倉のお土産の定番、温泉まんじゅうの製造元「萬寿堂」さんを紹介します。
白く染まる通りに目立つ老舗の看板
萬寿堂があるのは、赤倉温泉の目抜き通りで旅館やホテルも数多く並ぶ県道396号線です。
季節によってガラッと雰囲気の変わるこの通り。冬は高く積み上げられた雪で一面真っ白になります。
この写真を撮ったお正月明けは、雪も人もまだ少なく、余裕で車を止めて写真を撮ることができました。
通りの真ん中にある萬寿堂の黄色い看板と派手な電飾は、雪景色の中でよく目立ちます。
温泉まんじゅうの製造元として歴史は長く、創業は1976年。50年近くも赤倉温泉の定番土産として愛されてきました。
お店に入る前に、窓に貼られたボードが気になりました。
貼られているのは、温泉まんじゅうと笹団子の案内チラシ。英語の説明文も入っています。
近年、妙高市のスキー場には多くの外国人が訪れています。妙高市全体で、インバウンドの受け入れに力を入れているようで、この赤倉温泉には特にオーストラリア・台湾からのお客さんが多く来られています。
外国の方にも萬寿堂の温泉まんじゅうは人気で、滞在中に何度も買いに来る方もいるそうです。
何個でも食べられるこだわりが詰まった温泉まんじゅう
萬寿堂の温泉まんじゅうは全て店内で作られています。保存料などを一切使用していないまんじゅうは冷蔵庫で保存されることなく、できたてがそのまま包装されて販売されています。
このまんじゅうは赤倉温泉のいくつかの旅館でも買うことができますが、製造されたばかりのものを店頭で購入すると一層おいしく感じそうですね。
まんじゅうの種類は黒砂糖と白砂糖の2種類のみ。
温泉まんじゅうというと薄皮が一般的ですが、萬寿堂のものは逆に厚みがあって食べ応えがあるのが特徴です。たっぷりの卵を使ってふんわりとした生地に仕上がっています。
中身のこしあんには北海道産の小豆が使われていて、甘さは控えめであっさりとした後味です。
一個からのばら売りをしているので、スキー場から宿までの帰りに立ち寄って食べ歩きすることもできます。
箱詰めはお土産に適したさまざまなサイズが用意されています。
箱のレトロなイラストから温泉街の情緒を感じますね。
家族にお土産を買って帰ったらとても喜んでくれました。
家に帰って、家族と一緒にまんじゅうをいただきました。
白砂糖も黒砂糖も、どちらも風味の良い生地とあっさりとしたあんこのバランスが絶妙です。
厚みがあってふっくらとしたまんじゅうは、ボリュームがあるもののしつこくない甘さで、本当に何個でも食べられそうなおいしさでした。
このおいしさはスキーや観光の方のお土産にするだけではもったいないですね。
上越・妙高にお住まいの方も赤倉温泉を訪れて、ぜひ萬寿堂の温泉まんじゅうを食べてみてください。
萬寿堂
住所:新潟県妙高市赤倉426-5
アクセス:えちごトキめき鉄道「妙高高原駅」から車で10分
電話:0255-87-2324
営業時間:8:00-20:00
定休日:不定休(4月上旬~中旬は休業)