妙高の四季を感じるお店「四季彩館ひだなん」は春満開!

上信越自動車道の新井パーキングエリアと国道8号線の両方から入ることができる「道の駅あらい」。
とても便利な交通の要所に、通るたびに立ち寄りたくなるお店があります。
妙高の四季の食材があつまる直売所「四季彩館ひだなん」です。

「ひだなん」という店名は旧新井市斐太(ひだ)地区の南(なん)部にあたる場所からつけられた名前ですが、店内に豊富な商品が段々状に並べられているため、“ひなだん”と間違われてしまうことが多いそうです。

春の訪れを感じる山菜がたくさん!

いつでも新鮮な野菜が集まる「ひだなん」ですが、個人的には4~5月の今の時期が一番のおすすめです。
この時期の店内には、妙高山麓の里山で採れる数えきれないほどの山菜がところ狭しと並びます。
緑が鮮やかに映える山菜は春の到来を感じさせてくれますね。

この日はふきのとうやこごみなど定番の山菜に加えて、イタドリ・カンゾウ・アマドコロ…といったほかでは見られない山菜もたくさんありました。
どうやって食べれば良いのかわからない山菜もあったのですが、店員さんがおすすめの食べ方を教えてくれました。
初挑戦のわさびの花とあさつきを購入。おひたしにして食べてみることにしました。
“山菜の王様”たらの芽も欲しかったのですが、入荷が少なかったようで残念ながら手に入れることができませんでした。
天候や温度変化によって品ぞろえが変わるのも直売所ならではです。

妙高ならではの野菜や金魚も!

「ひだなん」で販売されている野菜はどれも妙高市の農家さんが作ったものです。
通常のスーパーで見かける野菜も多いのですが、妙高ならではの野菜が売られていることがあります。
この日は大きな“雪下キャベツ”と“雪下白菜”が並んでいました。
“雪下”野菜はその名の通り、収穫されたあとに雪の下で保管され春を迎えた野菜です。
冷たい雪の中に埋もれることにより、糖度が高くなって甘みが増しているそうです。

野菜のほかにも金魚やカブトムシの幼虫も売っていました。
自然豊かな妙高のお土産として子どもに喜ばれそうですね。

郷土料理やお惣菜もおすすめ!

「ひだなん」では農家さんが持ってきた野菜以外にも加工品やお惣菜も販売されています。
笹の葉に酢飯と彩り豊かな具材をのせた郷土料理“笹寿司”は一番の人気商品で、お昼前に完売してしまうことも多いのだとか。

具材がたっぷり入って香ばしく炊かれた五目おこわのおにぎりや、朝に作ったばかりの笹もちなど、どれもおいしそうですね。
この日はお昼前のおやつに笹もちを選びました。

レストランで食事もできます!

「ひだなん」には直売所と併設して、食事ができるレストランもあります。
お店で手打ちしている蕎麦や妙高市矢代産のコシヒカリを使った丼物を中心に、地元の方や旅行者からも評判のメニューが用意されています。
採れたての山菜を使った天ぷら蕎麦が食べられたら…と想像しただけで楽しいですね。

この日は朝早めの訪問だったためレストランのオープン前だったのですが、次回は昼食を目当てに行ってみようと思います。

妙高の旬の野菜やお料理を味わいたい方は、ぜひ「四季彩館ひだなん」に足を運んでみてください。

四季彩館ひだなん
住所:新潟県妙高市猪野山58−1
アクセス:えちごトキめき鉄道「新井駅」から徒歩45分
     上信越自動車道「新井PA」スマートインターチェンジから1分
電話番号:0255-70-5252
営業時間:直売所 8:30-16:30
     レストラン 11:00ー14:30
     ※連休中や年末年始など変更の可能性あり
定休日:1月1日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。