東洋一の美しさ!上越市 高田城址公園の夏の風物詩「観蓮会」

先日SNSを見ていたら、上越市の観光コンベンション協会が発信している情報に目がとまりました。
高田城址公園のお堀に咲く蓮の花が見頃を迎え、「観蓮会」が開催されるとのこと。

高田城址公園の周辺は仕事でよく通るものの、お堀の蓮に目を向けたことはなく、ぜひ実物を見てみたくなりました。
よく晴れた休日に、暑くなる前に見に行こう!と思い立ったので、朝食後に高田城址公園に向かいました。

今回は高田城址公園で開催されている「観蓮会」を紹介します。

今年で43回目を迎えた夏の風物詩

高田城址公園は、上越市高田地区の中心部にある史跡公園です。

公園の周りを取り囲むお堀は、南北・西側の総面積で19ヘクタール。7月から8月の約1カ月間、このお堀を埋め尽くす蓮の群生と、美しい花を楽しめます。

その広大な規模と数種類の蓮が咲く美しさから、いつからか市民の間で「東洋一の美しさ」と語り継がれてきました。

今年で43回目を迎える、高田の夏の風物詩です。

蓮を見るのは午前中がオススメ

駐車場に車を止め、公園内の遊歩道を歩いていると、観光ボランティアさんが蓮の花についていろいろと教えてくれました。

蓮の花が咲いている期間はとても短く、開いてから4日で花びらが落ちてしまうそうです。また、朝の早い時間に花を咲かせて午後になると閉じる性質があるので、美しい蓮の花を見るのなら、朝の時間帯がオススメとのこと。

私はその性質を知らなかったのですが、たまたま8時くらいに訪れていたので、大きく開いたきれいな蓮を見られました。

こちらの写真は、南堀を山麓に向かって撮りました。
お堀の一面にびっしりと蓮の葉が広がっています。その上には赤や白の大きな蓮の花。

遠くには妙高山を望む構図で、多くの方がカメラを構えていました。人気の撮影スポットですね。

公園内には数カ所、日よけの席が設けられています。

近年、夏の上越は本当に暑い日が続きます。稀に、全国での最高気温を記録する日もあるほどです。
野外で行動するときは、熱中症の対策をしっかり行ないましょう。

日が高い時間に来るとき、ゆっくり花を見て回りたいときは、ぜひこちらの日よけを使って休憩してくださいね。

季節毎に違う景観が楽しめる散歩コース

この日は南堀の駐車場に車を止め、公園内の遊歩道を西堀に沿って歩き、西堀橋からお堀の外側に出て駐車場に戻りました。
お堀全体のちょうど半分くらいを回る長さで、写真を撮りながら30~40分の散歩コースです。

公園の内外の歩道は樹木に覆われていて、そのほとんどがソメイヨシノです。
高田城址公園は、春には4000本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所で、「日本三大夜桜」の一つに数えられています。
春の散歩でも、最高にきれいな景色が見られるのでしょうね。

駐車場に戻ると、野球場沿いの遊歩道にアジサイの群生を見つけました。

ちょうどアジサイも見頃ではあるものの、ここまで真っ青で、密集して咲いているスポットはなかなかないでしょう。予期していなかった色彩も楽しめて、うれしくなりました。

コロナ禍で公園内のイベントは縮小されているものの、景観を眺めて散歩するだけでも「観蓮会」を十二分に楽しめます。

ぜひ会期中に高田城址公園を訪れてみてください。

高田城址公園 観蓮会
住所:新潟県上越市本城町
アクセス:えちごトキめき鉄「高田駅」より徒歩で10分
     上信越自動車道「上越高田IC」より車で10分
電話:025-543-2777(上越観光コンベンション協会)
開催期間:2022年7月16日(土曜日)~8月21日(日曜日)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。