上越市に伝わる人魚伝説の地、雁子浜の「人魚伝説公園」

上越市大潟区に伝わる人魚塚伝説をご存じでしょうか。大潟区に広がる浜辺一帯(上下浜と鵜の浜海水浴場の間)は雁子浜(がんこはま)といい、若い男女に人魚のロマンを重ねた悲恋な物語が伝わる場所です。

人魚塚伝説とは!?

人魚伝説公園をご紹介する前に、この公園の名前の由来となった物語をご紹介します。

浜辺を照らす常夜灯を目印に、佐渡の美しい女性が雁子浜を訪れていました。
ふとしたことからこの女性を知った雁子浜の若者。
毎晩この常夜灯を仲立ちにして逢うことを楽しんでおり、常夜灯が明るく照らす時刻と場所がいつしか約束のものとなっていました。

ある晩、母親から「一晩くらいは家にいても罰は当たらない」と、強く引き止められ、やむなく常夜灯には明かりをつけず家で過ごしました。
一夜を明けて、磯ばたで見つかった佐渡の女性の死体。顔はろうそくのように白く、美しい黒く長い髪は乱れ、恨みの影が一面にただようように見えたそうです。

後悔と自責の念に苦しんだ若者は、佐渡の女性の後を追って海に身を投げたといいます。
この純情な二人に同情した村人が二人を埋葬し、比翼塚(ひよくづか)を建てて弔ったとされています。
この比翼塚を、いつしか人魚塚と呼ぶようになったそうです。

この物語は、「日本のアンデルセン」と呼ばれた、上越市の出身である作家「小川未明」の代表的な童話「赤いろうそくと人魚」のモデルになったとも言われています。

佐渡の方角をねらって撮影してみましたが、この日、佐渡島は雲に隠れて見えませんでした。快晴の日は、佐渡をのぞむこともできる雁子浜です。

雁子浜には、海岸沿いの「犀潟柿崎線」から行くことが出来ます。そのうちの一つが、この雁子浜の人魚塚伝説を伝える公園として整備された「人魚伝説公園」です。
入口は住宅街の中にひっそりとあるので、訪れる際はナビを使うといいですよ。

人魚伝説公園の入口には青い看板がありますので、目印にしてくださいね。

広めの駐車場が完備

入口をはいってすぐ、左側に、広めの駐車場もあります。公園や雁子浜を散策されたい方は、車で訪れるのが良いと思います。もちろん、駐車料金はかかりません。

人魚塚伝説の碑と灯篭のある公園

駐車場から少し歩くと碑と灯篭のある小さめの公園があります。
こちらが「人魚伝説公園」です。

海の見える公園

「人魚伝説公園」は、海の見える公園となっていて、景色がとても良いです。
休憩のできるベンチやテーブルもありますよ。

町内会で植林された保安林があり、キレイに整備された公園です。

海岸までは崖となっているので、整備された階段を利用してくださいね。

公園は海岸より少し高い位置にあり、見晴らしが良くて、青く続く水平線はキレイで気持ちが良いです。海水浴場として整備はされていないので、穴場の海辺スポットになっています。
ぜひ一度訪れてみてください。

人魚伝説公園
住所:新潟県上越市大潟区雁子浜89-2
アクセス:JR信越本線「潟町駅」より徒歩約25分
電話:025-534-2111(上越市大潟区総合事務所)
営業時間:無し
定休日:無し

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。