お買い物をする予定があり、車で市内を回っていました。
すると、大きなお寺を発見!
普段あまり通らない道なので、こんな大きなお寺があるとは知りませんでした。
特に急ぐ用事もなかったので、ちょっと寄り道をしてみました。
今回は、「五智国分寺」を紹介します。
「五智国分寺」は上杉謙信も関係している
道幅が少し狭い道を車で通っていると、とても目立つ赤色の建物が目に入りました。
狭い道の運転が苦手な方だと、少し苦労するかなという印象がありました。
正面入口に無料の駐車場があったので、そちらに車を停めて境内を散策!
「国分寺」は日本の平和や繁栄を祈願するために、国ごとに建設されました。災害によって失われたため、当初の設置場所ははっきりしていません。大地震によって海中に沈んだとの説もあります。
そして、現在の「五智国分寺」は、上杉謙信が再興したものと伝えられています。
山門には力強い仁王像が安置されている
「五智国分寺」の山門の両脇には2体の仁王像が安置されています。
左側に安置されている口を閉じた仁王像は「吽形像(うんぎょうぞう)」、右側の口が開いた仁王像は「阿形像(あぎょうぞう)」と言います。
高さは2.7mあり、社会の授業で聞いたことがある「寄木造」で作られています。
仏教の守護神としての迫力を感じることができますね。
上越地方で唯一残っている三重塔
「五智国分寺」の境内には三重塔も建っています。
この三重塔は、上越地方で唯一残っている三重塔でもあります。
また、壁面には細かい彫刻がはめこまれており、新潟県の指定文化財に指定されています。
本堂には5体の如来様が安置されている
「五智国分寺」の本堂には、大日如来、薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来の5体の如来様が安置されています。
「五智国分寺」は、五智如来が本堂に安置されていることから「五智国分寺」と呼ばれる由来になったとされています。
残念ながら訪れた時、本堂の扉が閉まっていたため、本堂の中を見ることができませんでした。
ステンレス性は世界で初めて
「五智国分寺」の境内にある梵鐘は、世界で初めてステンレス製で作られた梵鐘です。
この梵鐘は、五智国分寺の再建と人々の幸せを祈願するために設置されています。
ステンレス製の梵鐘は、どのような音がするのか気になりますね。
境内にはオシャレな茶屋もある
「五智国分寺」の境内には、「五智国分寺ランチ&CAFE 上人茶屋 」もあります。
以前はうどん・そばを提供している茶屋でしたが、今年4月にオーナーが変わったため、今のスタイルになったそうです。
メニューを見ていると、「タコス」や「ケサディーヤ」といったメキシコ料理や、「ジャンバラヤ」というアメリカ南部の伝統料理を食べることができます。
お寺の中で、スパイスが効いた外国の料理が楽しめるのは斬新ですよね。
今回は、お昼ご飯を食べた後だったので断念。
またの機会を狙って行ってみたいです。
歴史を感じることができるお寺
「五智国分寺」には、新潟県の指定文化財や、上越市の指定文化財がたくさんあるお寺です。1つの場所に、複数の指定文化財が集まっているのは珍しいですよね。
また、親鸞聖人とも関わりのあるお寺のため、親鸞聖人に関係している文化財も残っています。
歴史や文化財に興味のある方はぜひ、「五智国分寺」に足を運んでみて下さい。
五智国分寺
住所:新潟県上越市五智3-20-21
アクセス:トキ鉄・妙高はねうまライン「直江津駅」より徒歩で約20分
北陸自動車道「上越IC」より車で約25分
上信越自動車道「上越IC」より車で約30分