暑い夏は涼しい場所で過ごしたいですよね。上越市は海の街であると同時に、マイナスイオンたっぷりの山や滝といった避暑地もたくさんあります。
今回ご紹介するのは、夏場にぴったりの冷たいわき水のある大出口泉水公園です。
場所は尾神岳の中腹で、たくさんの木陰が直射日光を遮断し、夏の暑さを和らげてくれます。涼風が心地よくて、避暑地としてもおすすめなんですよ。
大出口泉水公園は国道8号線から県道25号線で柿崎川ダムの方向へ向かいます。
標高350mの高台にあり、道中はのどかな田園が広がります。
山道ですので、場所によっては車がすれ違うことのできない道幅のところも。訪れる際はゆっくり安全運転で来てくださいね。
無料駐車場が、道路を挟んで正面に3台ほどあります。
冬場は道路が除雪されていないため、行くことが出来ませんのでご注意ください。
湧水のエリアは大出口公園として整備されて、東屋にベンチとテーブルがあり、公衆トイレも完備されていますよ。
わき水までは遊歩道で誰でも気軽に近づき、直接水に触れたり、飲んだりすることができます。
正面の石段をのぼっていくと、右手側に公衆トイレがあります。
左手側に東屋がありますよ。
古くから大切に守られた神聖な場所
石段をのぼりきるとみえてきました!
縄に紙垂で祀られている場所が目印です。
この湧水は、近隣の水田、約20haもの用水としても利用されているとのこと。
地元の方にとって、とても大切で神聖な場所なのでしょう。
本当にキレイなところで、大出口泉水公園のある東横山地区が中心となって保全活動をしているそうで、ゴミなどひとつもありませんでした。
1日約4,000t!?水量豊富な冷たくておいしい名水
こちらでわき水をくみとることができます。とても冷たくて、軟水なので飲みやすくおいしいですよ!
平均水温は8℃前後。1日約4,000tもわき出しているそうです。
容器を持参して水を持って帰る地元の方々が見られました。
くみとるコップなどは無いので、持参をされると良いと思います。
持ってきた容器などは持ち帰りましょう。
食べるお米にも、酒米や酒づくりとしても利用されているわき水
平成19年2月に新潟県のすぐれたわき水「輝く名水」に選定されたそうです。
このきれいで豊富な水は、家庭での飲み水はもちろん、お米づくりやそれを利用して日本酒をつくっている酒造さんもあるそうですよ。
わたしは日本酒が好きなので、一度飲んでみたいです。
広大なくびき平野や日本海の大パノラマ
大出口泉水公園の正面には、くびき平野や日本海の大パノラマが一望できる環境になっています。この日は天気もよく、晴天の空と海と水田のコントラストがきれいで、何枚も写真を撮りました。
尾神岳にはパラグライダーのフライトエリアがあり、天気の良い日にはパラグライダーを楽しむ人たちの姿を見ることができます。
ぜひ一度足を運んでみてください。
大出口泉水公園
住所:新潟県上越市柿崎区東横山308
アクセス:JR・信越本線「柿崎駅」よりタクシーで30分
北陸自動車道「柿崎IC」より30分
電話:025-536-6707(柿崎区総合事務所)
営業期間:特になし。冬季は利用不可