昔は8.5ヘクタールにも及んだ広大な面積の上越市「吹上遺跡」に行ってきました!

いつも通っている県道上越新井線(通称山ろく線バイパス)。
国道18号線の乙吉の交差点を山ろく線バイパスに入って高田直江津方面へ車で走って2、3分で右手に見える神社があります。

神社なのだろうけれども何か大きな看板が見えています。
気になってネット検索してみたらなんと遺跡とのこと。

こんな所にも遺跡があるんだと思い気になってきたので、吹上遺跡に行ってきたので紹介します。

吹上遺跡とは?

吹上遺跡は、斐太(ひだ)遺跡群の1つです。ほかに斐太遺跡と釜蓋(かまぶた)遺跡があります。

吹上遺跡は国指定の史跡となっていて、弥生時代の中期から古墳時代前期まで長い間存続した遺跡のようです。
遺跡の特徴は、弥生時代に盛んにおこなわれていた勾玉や管玉の生産で、とくに糸魚川産のヒスイを使った勾玉の生産量が全国でも屈指の規模だったとのこと。
生産された勾玉はその需要が高かった中部高地を中心として、広域に流通したと推定されます。

また、石包丁やこの地域には珍しい銅鐸型土製品や銅戈型土製品が出土しています。
これは、遠隔地を含んだ広域流通の存在や、中核集落としての重要度を示していたとみられています。
遺跡の面積は約8.5ヘクタールと大きく、多様な建物や墓域の存在から、地域の中核的集落と思われていたようです。

これだけ大きいと確かに歴史的価値があり国指定になるのもわかるきがします。
また、出土品は釜蓋遺跡ガイダンスに一部展示してあるそうです。
無料で見学ができるので行ってみてはいかがでしょうか。

神社がありました

看板が立っている敷地には神社がありました。
名前がなかったので調べてみたら稲荷神社という名前でした。

稲荷神社ということで、神様としてキツネが信仰されていますがこちらの神社については、調べたところわかりませんでした。

ですがしっかりと管理の行き届いている神社でした。

隣には公園もあります

神社の隣にはキレイに整備された公園がありました。
地面は芝生になっていて安心して小さい子どもが走り回れるようにしっかりと刈ってありました。
広さはテニスコート1面分ぐらいだったと思います。

遊具もありました。
ブランコにうんてい、鉄棒、タイコ橋があります。
アーチ状の鉄棒みたいな遊具はタイコ橋っていうそうです。名前を知っている方いますか?意外に名前って知らないですよね。
久しぶりにブランコで遊んでしまいました。

ただしトイレはなかったので長時間遊ぶのは難しいかもしれませんね。

吹上遺跡のパンフレットも置いてあったので読んでみてください。
勉強になることがたくさん書かれてありました。

吹上遺跡は他に斐太遺跡と釜蓋遺跡の3箇所で斐太遺跡群となります。
今回は吹上遺跡しか行かなかったですが、残り斐太遺跡と釜蓋遺跡にも行ってみようと思います。

みなさんも歴史を感じに吹上遺跡に行ってみてはいかがでしょうか?

吹上遺跡
住所:新潟県上越市稲荷531
アクセス:えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン「新井駅」から車で約8分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。