妙高市「大田切渓谷」を走る「県道396号線」は紅葉狩りドライブのおすすめコース!

秋が深まり、紅葉狩りが楽しめる季節になりました。
毎日仕事で車移動している私にとって、この時期の妙高高原方面への運転は何よりのご褒美です。

大部分を山に囲まれている妙高市には、いたるところに美しい紅葉の景色を楽しめるスポットがあります。
その中でも特にドライブコースとしてオススメしたい紅葉スポット「大田切渓谷」を紹介します。 

紅葉に囲まれながら足湯も楽しめる!

大田切渓谷に向かうルートは、南北に二つ入り口があります。
この日使ったのは、渓谷の南側 赤倉温泉側から北側の関・燕温泉に抜けるルートです。

冬になるとスキー客であふれる赤倉銀座通りを抜け、大野露天風呂に向かう道をあがります。

正面に見えるのは妙高市のシンボル。妙高山です。

県道396号線が今回の目的のコースです。
青看板も出ていてわかりやすいですが、もう一つ目印になる施設があります。

足湯公園です。

県道396号線に入る角にある施設で、誰でも自由に利用できる簡易温泉です。
隣には駐車場も用意されています。

場所によって温度の違う足湯が、源泉かけ流しで用意されています。
足湯には体を温めて体内循環を改善する効果があるため、健康法の一つとして人気なのだそう。

足湯につかって体も温まったところで、渓谷に向かいます。

公園の角を右に曲がると県道396号線です。
ここから先はカーブが続く細い道になるので、一段と気を付けて運転しましょう。

見渡すすべてが美しい!秋ならではの絶景

県道396号線に入るとすぐに木々に囲まれます。

もみじやケヤキなど、種類豊富な木々が少しずつ赤色に染まってきています。この先の道がさらに楽しみになりますね。

グネグネとカーブが多い道を走ると、途中でひらけた場所に出ます。
なだらかな山肌の向こうにきれいな景色が眺められます。

実はこの県道396号線は、紅葉の時期が終わると通行禁止になり、多くの部分がスキー場の一部となります。

遠くにリフトの支柱があるこの場所は、スキー場のゲレンデの真ん中にあたります。
ドライブに向かう際には通行可能期間をよく確認してから向かいましょう。 

10分ほど道を走ると、渓谷が見えてきます。

大田切渓谷の上流は、観光名所として有名な惣滝で、そちらももちろんおすすめの紅葉狩りスポットです。
この県道396号線からは、大田切川を挟んだ高低差のあるダイナミックな景色が眺められます。

大田切川にかかる不動橋です。

今回のドライブコースの中心にあたる場所で、橋の上から上流・下流それぞれに美しい景色が眺められます。
橋の両側に少し空いている場所があります。通行の邪魔にならないように車を止めましょう。

不動橋の中心まで歩き、下流側から真下を覗くと不動滝が見えます。

吸い込まれるような美しさで、しばらくここからの景色を眺めていました。

不動橋を過ぎて川の反対側に渡ってからは、山肌を走る道が続きます。
相変わらず細くてカーブが多い道ですが、何度も途中で止めて眺めたい景色がたくさんあります。
停車する際は前後の車が通れるスペースを考えて止まりましょう。

急な山道をあがりきると、関・燕温泉につながる県道39号線にぶつかります。

今回はドライブコースとしてここまでの紹介になりますが、関・燕温泉はと大田切渓谷の上流にあたり、露天風呂から絶景を楽しめます。

ちなみに、写真の中の「止まれ」の標識が変形しているのがわかりますか?

雪が降り積もった重みで押しつぶされてしまったのです。
豪雪地帯の妙高市の中でも、最深の降雪があるこの地域ならではの光景です。

今年の具体的な降雪予報が出る前に、今回紹介した県道396号の通行が禁止になるかもしれません。
紅葉が一番深まる時期と、通行禁止が始まる時期は紙一重なので、ドライブに向かう前に必ず情報を確認してください。


大田切渓谷(県道396号線)
住所:新潟県妙高市関山
アクセス:上信越自動車道「妙高高原IC」から車で20分
     上信越自動車道「中郷IC」から車で20分
電話:0255-86-3911(妙高高原観光案内所)
通行可能期間:5月-11月中旬

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。