上越市の中心を流れる関川のほとりには、毎年9月から11月にコスモスがじゅうたんのように咲き広がる河川敷があります。
普段からよく通る国道沿いにあり、遠くから眺めてはいたものの近くまで行ってみたことはなく、いつかは訪れてみたいと思っていました。
よく晴れた休日の朝、奥さんと一緒に散策に出かけてみました。
国道から少し回り道をして駐車場へ
コスモス畑がある河川敷は、国道8号線の関川大橋を渡っていると見えてきます。
国道沿いには車を止められないので、専用駐車場が用意されています。
国道から直接河川敷には入れないため、少し回り道をして向かうことになります。
関川大橋の東側のT字路をくだってリージョンプラザの方面に向かいます。
能建さんのビルが見える道を進むと右に河川敷への入り口が見えます。
道路の流れから目が向きにくい方向なので、分かりにくいかもしれませんが、広い入り口スペースに看板が立っています。
坂をあがって駐車場に向かいます。
河川敷に出てからは、道なりに関川大橋の下を進んでいくと広い駐車場に出ます。
国道の上からではイメージしにくいルートですね。
土日は多くの車が行き交うので、気を付けて運転してください。
さわやかな秋風にゆれる100万本のコスモス!
コスモス畑は関川大橋をはさんで南北に約1kmもつづいています。
河川敷の美化活動をおこなうグループや企業が22年前から、毎年植栽しているそうです。
近年では地元の小学校も種まきに参加するなどして、秋の風物詩として定着しているようです。
元々、対岸にある新潟労災病院の入院患者を元気づけよう、とはじめられた経緯もあるらしく、関わる方の優しさが反映された素晴らしい景観だと思います。
赤・白・ピンクのコスモスは約5ヘクタールのスペースに100万本も植えられており、秋のさわやかな空の下に広がるじゅうたんのような映える美しさです。
私と奥さんが歩いたのは11月初旬で、これでも十分きれいだと感じましたが、もう少し早い10月中はいっそう鮮やかに、多くの花が咲いていてきれいだったとのこと。
いつも散歩に来ているという、近所にお住いの方が教えてくれました。
橋の下をくぐりぬけて、南側へ出ました。
こちら側では遠くに妙高の山々をのぞむ景色が見られます。
普段からウォーキングや犬の散歩をしている方が多い場所ですが、この時期の特に休日には、朝早くから家族連れなどが訪れます。コスモスに囲まれて写真をとっている方もたくさんいました。
車を止めてから、ゆっくり散策して20分ほどでコスモス畑を一回りしました。
朝の散策にはちょうどいい長さです。
駐車場の入り口に小さな台が置かれていました。
瓶の中にどんぐりを入れてもらうことで、入場者数をカウントしようという子どもたちのアイデアのようです。秋らしい仕掛けにほっこりしました。
以前からなんとなく目にしていたコスモス畑は、近くに行くといっそうきれいで、関わる方々の優しさが伝わってくるすてきな場所でした。
ぜひ皆さんも訪れてみてください。
関川河川敷 コスモス畑
住所:新潟県上越市塩屋新田
アクセス:えちごトキめき鉄道「直江津駅」より徒歩で25分
北陸自動車道「上越IC」から車で5分
観賞期間:9月-11月中旬